配色って難しい⁈

色の話
2022.04.05

カラーセラピスト・カラー講師・アクセサリー作家。日本カラリスト協会 色彩診断士・認定講師 他。選んだ色について深く自分で考えてもらうことで普段は意識できない潜在意識に働きかけ、自分では気づかなかった気持ちを見つめなおし、今の自分を受け入れることで、より前向きになっていただけるセラピーを行っている。更に、カラーセラピスト認定講師講座を開講、カラーセラピストの育成に力を注いでいる。また、アクセサリー作りの楽しさを福祉にも活かしていきたいとバリアフリーアクセサリー®のゴールドインストラクターを取得。自宅教室にてレッスンを行っている。

詳しいプロフィール

土曜日には、バリアフリーアクセサリー®認定講師講座1年コースの方たちに
「アクセサリーのデザインを広げる~配色実践講座~」と題して
カラーの講座を担当させていただきました。

記号と番号で大混乱

色を仕事にされていない方は、色を番号や記号で考えることって普段ないですよね~。
でもこれって色を正しく伝えるためにはとても大事なんです。

普段の生活でも色を選ぶ時って何かサンプルがありますよね。
手帳などの小物は実際に店頭に並んでいるものから選びますが、
カーテンや壁紙などはサンプル帳みたいなものから選んでませんか?

サンプル帳があるから、あなたの選んだ色が店員さんに伝わり
欲しかった商品が届くわけです。

でも、
サンプル帳がないときにどうやって色を伝えたらいいんでしょう。

そう、色に記号番号がついていたら、それを伝えればいんです。
あ!ただ表色系(色の地図のようなもの)は同じものであることが必要です。
色の記号番号は住所のようなもの。
それがわかっていれば、色の記号と番号でどの位置にその色があるのかがわかります。
そう思って、色の記号番号は住所ですから覚えるしかありません(笑)

 

配色の基本は統一と変化

色を2つ以上組み合わせると配色ができます。
配色の基本は統一(まとまっている)と変化(動きがある)です。

これは、色相(色味の事)でも色調(色の調子)でも考えられます。

同系色相、同系色調、類系色相、類系色調は統一感
反対色相、反対色調はメリハリ感

もう色相で考えているのか、色調で考えているのか・・・
慣れないうちは混乱しますが・・・
色相は番号(番号に色の記号もついてきますが)、色調は記号と覚えれば大丈夫。

必ず、いずれかの規則に従って配色されているはずです。

 

言葉のイメージと配色には関係がある

例えばですが「優しいイメージの配色を作ってください」と言われたら、
どんな色相や色調のもので配色しますか?

色相だったら赤紫系(ピンク)や白、色調は明るい色調ですよね。
けして暗い色調にはならないと思います。

そんな風に大体のイメージを皆さんもっていると思います。
だったら、伝えたいことがあるときにかけ離れた色では伝わらない
どんなことを伝えたいのか、それにはどんな色使いがいいのか・・・
アクセサリーだったら、そこから作品作りは始まりますね。

 

まとめ

基本がわかれば、配色は難しくないことわかっていただけましたか。
・色の記号番号は「色の住所」だと思って覚える
・配色の基本は「統一」と「変化」
・伝えたいことを伝えるのにふさわしい配色を考える

今回は色を楽しむための基本的な考え方について、
私が今まで時間をかけて学んできたことをギューっと
4時間に詰め込んでお伝えしたので・・・
講座の時間中では理解しきれないこともあったかと思いますが、
考え方を整理すれば、色を自由に使いこなせるはずです。

教材のカラーカードもたっぷりあるので、実践あるのみ!
何回も繰り返してみてくださいね。

次回には、それぞれ選んだテーマに従って作った配色の発表。
楽しみにしています(^^♪

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私の所属している協会
(一社)日本カラリスト協会では配色だけに特化した『配色検定』も実施しています。

次回の検定は、2022年7月3日(日)(会場受験・WEB受験あり)
お申込み期間は、2022年4月11日(月)~5月23日(月)10:00まで

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現在、2級受験をお考えの方に検定対策講座のご依頼いただいています。
6月頃に実施の予定、日程など決まりましたらまたご案内させていただきますね。

3級の受験考えている・・・という方も対策講座ご希望でしたらお問い合わせください。
前向きにお返事させていただきます。

 

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